近年、全国的なラーメン。ブームのせいか、「うどん」の存在が目立たなくなっているようです。しかも、駅の立ち食いスタンドでの売上を見ると、東京は7対3でそばがうどんを圧倒しています。また、うどんの本場大阪はうどんが優勢かと思いきや、意外なことに6対4でこれまたそばの勝ち。すでに、うどんは時代のニーズにとり残されたのでしょうか。そんなことはありません。讃岐うどんの本場の香川県をはじめとする四国、そして関西、九州では、うどんが庶民の胃袋を支えているのです。香川県高松市では、いまだに喫茶店の数よりうどん屋の数の方が多く、多くの人が1日に1杯″コシのあるうどん″を胃袋に納めているのです。また、大阪は立ち食いスタンドではそばの後塵を拝したものの、市中のうどん屋は相変わらず大繁盛です。そして、博多ラーメンで有名な福岡は、あまり知られていないものの、実はうどんも名物なのです。そのほか、上州手振りうどんの群馬県、稲庭うどんの秋田県、ほうとうの山梨県と、うどん大好きな地域もたくさんあります。もう一度、うどんのよさを見直しませんか。

 

昔、うどん屋では「うどんや風一夜薬」という薬が売られていました。客が風邪気味だというと「熱いつどん食って早よう帰れ」と、この薬をすすめたそうです。それでは、うどんは風邪にどんな効果があるのでしょうか。『あるある』では、4人の男性にそれぞれラーメン、パスタ、そば、ヽつどんを食べてもらい、体温の変化をサーモグラフイーで測定してみました。食べた直後、4人の体温が上昇。2時間後、うどん以外の3人は次第に体温が下がり、うどんだけは依然高い体温を維持。つまり、同じ温かいめん類でも、うどんは体の温度を保つのです。これが、風邪に効くのです。これは、めんの消化速度の差によるのです。4つのめんを消化酵素の中に入れ、体内消化酵素と同じ37・5度に温度を設定し、消化を調べてみました。そうすると、2時間後、うどんだけが完全に消化されました。うどんの消化速度は、なんと牛肉の3倍にもなるのです。